2008年9月24日 4年生卒論ゼミ(補講)
【4年生卒論進捗状況報告ゼミ(補講)】
先週16日に都合で欠席した学生のために、
午後から、卒論ゼミの補講を行った。
そろそろ
真剣にならないと、
真剣になった時には、
もう手遅れ
という事態にならないように。
【今日は、看板シリーズ】
「宇宙最大の温泉大浴場」
どうやって確かめたのだろうか???
【今日も、「高校生」からの質問です。】
(ちょっと、長めです)
突然、携帯メールが来ました。
タイトルのないメールです。
タイトルのないメールは迷惑メール、だから開かずに削除。
のはずですが、開いてしまいました。
いろいろと考えてしまいました。
--(1通目)(個人が特定される記述は変更しています。以下同じ)-------------
突然のメールをお許しください。○○高校3年の★(高校生の名前)★と申します。私は▼▼研究部に所属しており、国語教育について調べています。先日、■(私の名前)■先生のホームページを偶然拝見し、是非近頃の国語教育の現状などを詳しくお伺いしたいと思い、勝手ながらメールを差し上げた次第です。
急なことではありますが、ほんの数十分で構いませんので、何卒、時間を取って頂けないでしょうか。宜しくお願いします。
--(1通目 終わり)----------------------
さて、どうしたものやら。
とりあえず、こんな返信をしました。
「国語教育に関するご質問について」というタイトルを付けて。
--(1通目への返信)----------------------
★(高校生の名前)★様
メール拝見しました。
「近頃の国語教育の現状」を知りたいとのことですが、私の専門は「国語科教育」ではなくて「△△△△」ですので、余り詳しいことには答えられないかもしれません。
具体的にどのようなことを知りたいのでしょうか。
ご返事お待ちしております。
(なお、返事のメールでは「タイトル/件名」を付けてください。)
(□□大学 ■(私の名前)■)
--(1通目への返信 終わり)----------------------
で、返事が来ました。
「伺いたい内容について」というタイトルを付けて。
--(2通目)----------------------
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。今回お聞きしたいことは主に、国語教諭を目指す方が近年減少しているという新聞記事の真偽。また、失われつつある日本語についても先生の意見を是非お伺いしたいと考えています。
--(2通目 終わり)----------------------
どうも、質問内容・意図がうまく掴めません。
理解の悪いオジサンだと思われるのを覚悟して、次のような返信を出しました。
タイトルは、「Re: 伺いたい内容について」。
--(2通目への返信)----------------------
★(高校生の名前)★様
ご返信受け取りました。
下記の点について、再度詳しい情報をお知らせ願います。
1 「国語教諭を目指す方が近年減少しているという新聞記事」についてですが、新聞名と発行年月日を教えてください。
2 「失われつつある日本語」についてですが、どのような日本語を念頭に置いているのでしょうか。(具体例を教えてください。)
3 前回のメールで、「▼▼研究部に所属しており、国語教育について調べています」とのことですが、調査の目的及び何かに発表する予定などがあるのかどうかを教えてください。
(なお、メール本文に、宛先の名前と発信者名を記入してください。)
以上、ご返答お待ちしております。
(□□大学 ■(私の名前)■)
--(2通目への返信 終わり)----------------------
タイトルを付けろだの、メール本文に宛先の名前や発信者名を記入しろだの、
うるさい奴だと、絶対思われています。
覚悟しています。
うるさい奴だと思われようが、こうしたことはキッチリと教えてやるべきだと思います。
ただ、そう思うようになったらもう年寄りだ、とも自覚しています。
そして、返信がきました。
タイトルは、「Re: 伺いたい内容について」。
--(3通目)----------------------
1.読売新聞(朝刊) 2008年7月4日付 第14面です。
2.「をかし」と「あはれ」のように微妙なニュアンスで使い分けられる言葉、方言などの類で、消えつつある言葉について精通しておられるならば伺いたいです。
3.予定では10月に行われる弁論大会での発表で、取材させていただいたものを盛り込みたいと考えています。
返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
□□大学 ■(私の名前)■様
○○高校 ★(高校生の名前)★
--(3通目 終わり)----------------------
--(3通目への返信)----------------------
★(高校生の名前)★様
下記の内容を参考にして、自分でさらに調べてみてください。
1 「国語教諭を目指す方が近年減少しているという新聞記事の真偽」の件について
当該記事は、「読売新聞(朝刊) 2008年7月4日付 第14面」とのことでしたが、私が見た版(12版)では、それらしき記事は「第17面」の「志望者少ない日本語教師」というタイトルの記事でした。(★(高校生の名前)★さんが読んだ記事がこの記事であると考え、以下続けて書きます。)
「国語教育、国語教師」と「日本語教育、日本語教師」とは違うものです。混同しやすいのですが、次のような違いがあります。
「国語教育」は、小学校・中学校・高校の(主に)日本人の児童・生徒に対する「国語」の時間での教育で、その先生を「国語教師」と一般的に呼んでいます。
「日本語教育」は、外国や日本国内で、(日本語を使えない)外国人に対して、日本語を使えるようにする教育のことで、その先生を「日本語教師」と一般的に呼んでいます。
★(高校生の名前)★さんの関心が、「国語教育」であり「国語教諭を目指す方が近年減少している」ということであれば、この記事は関係のない記事になります。
新聞記事とは関係なく、「国語教諭」志望者の増減について知りたいのであれば、例えば◎◎教育委員会や・・教育委員会で中学校・高等学校(国語)の教員採用試験志願者数の増減を調べると役立つかもしれません。
仮に、★(高校生の名前)★さんの関心が、「日本語教育」であり「日本語教育を目指す人が近年減少している」ということの真偽について確認したいのであれば、この記事に記載されている「日本語教育能力検定試験」の受験者数や日本語教育関係の出版社であるアルクなどをインターネットで調べると役立つ情報があるかもしれません。
2 「失われつつある日本語」の件について
「微妙なニュアンスで使い分けられる言葉」「方言などの類で、消えつつある言葉」などについて知りたいとのことですが、こうした言葉に関しては、本がたくさん出ています。まずは、書店なり図書館なりで言葉関係の図書を見て調べてみてください。
そして、日本語の使用者の一人である★(高校生の名前)★さん自身が、それをどう捉えるか自分の立場からよく考えてみてください。
弁論大会では、客観的な材料に基づいて自分の独創的で他の人にも納得してもらえる考えを出すことが大切になります。時間をかけて材料を集めじっくりと自分で考えてみてください。
以上、少しでも役立てば幸いです。
(□□大学 ■(私の名前)■)
--(3通目への返信 終わり)----------------------
ん~~。
親切なのやら、不親切なのやら。
これでよかったのか、よくなかったのか。
悩んでいます。
タイトルは「ありがとうございました。」
--(4通目)----------------------
★(高校生の名前)★様
お礼が遅れてしまい申し訳ありません。
先生が指摘された点について、あまりにも無知で本当に恥ずかしい限りです。今は文献とにらめっこの日々。
ただ1つだけ。確かに弁論は客観的材料を基にしますが、文献以上に第一線にいる先生のご意見やお言葉も非常に説得力のあるものとなります。次回は是非、直接お話を伺えると嬉しいです。
ご返答ありがとうございました。
--(4通目 終わり)----------------------
ん~~。
まあ、多少は勉強になったかなという気もしますが、
時代は、とんでもなく変わってしまったなとも思うオジサンでした。
でも、そんなことを言っているから、大学のセンセイーは時代遅れと言われしまうのでしょう。
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